正山小種
コーヒーの起源はエチオピアですが、お茶の起源は中国になります
お茶の発見は紀元前2700年ごろ神農時代と言われており、初めはお茶の葉を食べていたと考えられています
エチオピアと違い、中国には古くから文明が築き上げられており、前漢(紀元前206年 - 8年)頃、王褒という文人によりお茶にまつわる記述があります
その頃にはお茶は飲料として上流階級層の中で嗜好品として楽しまれていたようです
中国茶は、様々な製法により幾つもの種類のお茶が生まれました
主に発酵度合いの違いにより種類が分けられますが、大きく6種類に分けられます
緑茶
白茶
黄茶
青茶
紅茶
黒茶
君山銀針・黄茶
下へ行くほど発酵が進んでいき、抽出されるお茶の色も濃くなっていきます
日本では緑茶が一般的ですが、長い歴史の中で中国ではこうした様々なお茶が生み出されてきました
特筆すべきは、それぞれの精製方法の違いによって価格(価値)が変わるのではなく、あくまでそれぞれの茶葉の質により価格が決められている点です
無論、全てのお茶がそうとは言い切れませんが、基本的にコクの強いお茶になればなる程価格は上昇していきます
そしてコクの強いお茶の葉は、樹齢が長くより良い環境の中で育つお茶の木によって育まれます
結果、生産量が少なくなり価格が高騰していきます
こうしたお茶の世界を知ることで、振り返ってコーヒーの世界でもまた同じ事が言える事が分かってきます